科目名 *情報科学基礎実験
担当教員   花野井 歳弘     
対象学年   2年   クラス   [372]  
講義室   12319学生実験室   開講学期   前期  
曜日・時限   火4,火5   単位区分    
授業形態     単位数    
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

現在のほとんど全ての情報処理は論理回路によって実現されている。本実験では、「情報回路」の講義と連携して、論理回路の基礎を論理回路の設計・製作および評価を通じて習得する。すなわち基本論理素子、加算器等の組合せ回路やカウンタ等の順序回路の実験を通じて、情報システムのハードウェアの基本動作の理解を学習する。また、CAD演習とICを用いた論理回路実験を交互に行うことにより基本的な回路の設計手法から最新の設計手法までを習得する。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 実験の基礎(1)
本実験で用いる電子部品、測定器、CADツール等の利用法を習得する。
2 実験の基礎(2)
3 基本論理素子の動作(1)
基本論理素子(AND、OR、NAND、NOR、EXOR)の実験から動作を習得する。
4 基本論理素子の動作(2)
5 じゃんけん判定回路の設計・製作(1)
じゃんけん回路の設計、製作を通じて、組合せ回路の動作を学習する。
6 じゃんけん判定回路の設計・製作(2)
7 組合せ回路の設計・製作(1)
セレクタの設計、製作を通じて、組合せ回路の動作を学習する。
8 組合せ回路の設計・製作(2)
9 組合せ回路の設計・製作(3)
加算器の設計、製作を通じて、組み合せ回路の動作を学習する。
10 組合せ回路の設計・製作(4)
11 順序回路の設計・製作(1)
フリップフロップの動作確認とカウンタの設計・製作から順序回路の基礎を学習する。
12 順序回路の設計・製作(2)
13 順序回路の設計・製作(3)
シンクロナイザを用いた順序回路の設計・製作を学習する。
14 順序回路の設計・製作(4)
 

学習・教育目標/Class Target 1.規定の課題に関して実験を行っている。
2.規定の課題に関して期日までにレポートを作成できる。
3.実験に関する設問に解答できる。
4.指定された書式でレポートを作成できる。
5.実験結果に関して明解な分析、考察ができる。  
評価基準/GradingCriteria 秀:1?5に関して特に優秀である  優:1?5を満たす  良:1?4を満たす  可:1?2を満たす  
評価方法/GradingMethod 1.規定の課題に関して実験を行うこと。  2.規定のレポートすべてを提出すること。  3.規定のレポートの設問に対し合格すること。  4.規定のレポートの書式の評価で合格すること。  5.規定のレポートの考察の評価で合格すること。  
受講上の注意/Class Rules 情報回路の講義内容を元に実験を行うので、情報回路の講義を理解した上で受講すること。また、実験の中で不明な点があれば積極的に質問し、自ら理解するように心がけること。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 本実験は、離散数学Ⅰ、離散数学Ⅱ;、計算機アーキテクチャの知識を元にし、情報回路と密接に関連している。また、情報回路設計、情報回路実験の基礎となる。  
教科書/Text
著者名  
著書名  
出版社名  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 柴山潔著  
著書名 コンピュータサイエンスで学ぶ論理回路とその設計  
出版社名 近代科学社1999年  
ISBNコード  
著者名 菊池正典著  
著書名 図解でわかる電子回路  
出版社名 日本実業出版社1999年  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名  
著書名  
>出版社名  
ISBNコード